にしかわ耳鼻咽喉科は八戸ノ里駅の徒歩1分の東大阪の耳鼻科です。アレルギー性鼻炎、蓄膿症など、耳鼻科疾患に幅広く対応しております。

東大阪、耳鼻咽喉科 にしかわ耳鼻咽喉科 Nishikawa ENT CLINIC

〒577-0034

大阪府東大阪市御厨南2-1-1 八戸ノ里HIROビル2F

近鉄「八戸ノ里駅」より徒歩1分

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補聴器相談

お使いでない補聴器を
もう一度ためしてみませんか?

補聴器使用の現状

現在日本には難聴の方が1400万人いるといわれていますが、そのうち実際に補聴器をつけている人は350万人程度といわれています。
これだけ多くの難聴の方がいるにもかかわらず、補聴器が敬遠されている理由は大きく分けて2つあります。

(1)購入後の手間
東大阪、耳鼻咽喉科 にしかわ耳鼻咽喉科 補聴器相談

補聴器は購入するだけではきちんと聞こえるようになりません。購入後実際に生活してみて、継続的に調整する必要があります。しかし、補聴器業者によっては高額な補聴器を売るだけで購入後の調整はおろそかにしている所もあり、結局買っただけで使わなくなるケースも多いようです。

(2)補聴器の社会的イメージ

機能的に似た性質を持つ眼鏡は、最近ではファッションアイテムの一つとして確立してきましたが、補聴器に関しては、まだイメージが悪いようです。
補聴器をつけることで日常生活がしやすくなるような方でも、補聴器には抵抗を持つ方があります。
また、雑音が多いなどの使用者からの情報もあり、使用しても効果が低いと思っておられる方も多いようです。

補聴器のメリット、デメリット

(1)補聴器のメリット

補聴器の一番のメリットは「会話がしやすくなる」ことです。

  • 聴力が低下した耳に音響補正を行うことで、今までこえなかった小さな音が聞こえるようになり全体的な聴こえが改善される
  • 中耳炎などの伝音性難聴には即効性が期待出来る
  • 静かな場所での聴き取りや1-2人での会話には比較的改善が期待できる
  • 最近は小型で目立たない、また、色調やデザインの優れたでアクセサリー感覚で装用できるものがある
  • 今後の聴機能の低下を抑える効果が期待出来る
  • 認知症の予防につながる (厚生労働省の認知症施策推進総合戦略 - 新オレンジプラン
(2)補聴器のデメリット
  • 今まで聞こえていなかった周囲の雑音が急に聞こえるようになり、ストレスを感じる方がある
  • 加齢による難聴には時間をかけて効果をみていく必要がある
  • 難聴が進むと補聴器では対応できないものもある(⇒人工内耳の適応)
  • 騒々しい場所や多人数の会合などでは音の区別がつきにくい
  • 小型のものは高齢者には扱いにくい

補聴器には上記のデメリットがあり、装用後のこまめな調整と、長期に装用することで雑音に慣れ、聞き取りの能力を取り戻していくことが大切です。

補聴器の種類

補聴器にはポケットに入れるような「箱型」、耳にかける「耳かけ型」、耳の穴にすっぽり収まる「耳穴型」などがあります。それぞれ長所や短所がありますので、補聴器を選ぶ時には注意が必要です。この3つの補聴器の特徴は以下のようになります。

  耳かけ型 耳あな型 メガネ型骨導 箱型
目立ち方 比較的目立たない 目立ちにくい メガネと一体 目立つ
操作のしやすさ 少し細かな操作が必要 指先で細かな操作が必要 少し細かな操作が必要 操作しやすい
重い難聴への対応 重い難聴に対応出来る 重い難聴に対応できない場合がある 重い難聴に対応出来る 重い難聴へは対応しやすい
価格(万円) 5~50万程度 20~25万程度 4~9万

また骨導補聴器は伝音性難聴向け、骨導聴力レベルが中等度以下が望ましいです。

どういった形がよいかは、患者さんの希望や生活環境などで大きく変わってきます。小さいものを希望される方も多いですが、小さくなればなるほど操作も難しくなります。メリットデメリットをよくお聞きになり、長く使えるものを選ばれるべきだと思います。

当院の補聴器外来の特徴

東大阪、耳鼻咽喉科 にしかわ耳鼻咽喉科 聴力検査室
当院は一般的にクリニックに導入されている電話ボックス型の聴力検査ではなく、大学病院などで採用されている防音効果の高い聴力検査室を導入し、より正確な聴力検査を行っております。
東大阪、耳鼻咽喉科 にしかわ耳鼻咽喉科 補聴器外来
(1)検査にてまずは補聴器の必要性を判断します。

「聞こえがわるい」「補聴器を着けないといけない」思って、耳鼻科を受診すると、実は中耳炎で、治療で元通り聴こえるようになったというような事例があります。まずは耳鼻科による診断こそがまず第一歩です。
厚生労働省認定補聴器適合判定医の資格を持った医師(院長)によって診察させていただきます。

(2)補聴器が必要と判断された場合、補聴器外来を受けていただきます。

当院では毎週火曜日に診療と並行して補聴器外来(予約制)を開設しており、経験豊かな認定補聴器技能者(公益財団法人 テクノエイド協会認定)が継続的に患者様の補聴器のケアにあたっています。

● 補聴器を初めてお使いになる方には
専門医の診断 ⇒ 補聴器装用についてのガイダンス ⇒ 個々の患者様に合った3か月間無料補聴器トライアル(貸し出し・調整・カウンセリング) ⇒ 補聴器購入相談

● すでに補聴器をお持ちの方には、
補聴器の機能チェック(特性試験)、補聴器効果のチェック(音場試験や ビジブルスピーチマッピング試験)で補聴状態の確認を行い、その後より補聴器装用が行えるよう専門家によるカウンセリング・調整・ケアを継続的に行います

(3)最大3か月間、購入前の補聴器の無料貸し出しを行っています。

補聴器はただ購入するだけでは不十分で、その前にしっかりとフィッティングを行い、調整することが重要です。そのため、通常は2週間~1か月の貸し出し期間の補聴器店が多い中、最大3か月の無料貸し出しを行っております。(カウンセリング次第で再度貸し出し延長をすることもあります。)

(4)信頼できる補聴器店とパートナーシップを結んでいます。

当院は株式会社Reグループ(http://www.re-happy.net/)という信頼できる補聴器専門店とパートナーシップを結んでいます。同社には、聞こえと補聴器に精通した補聴器認定技能者が多数在籍しています。

補聴器は装用してすぐ効果が出るものでもありません。よりよい『聴こえ』のためには

  1. 「耳で音を収集して信号化」し、
  2. 「脳で聴き取る」

というステップが必要です。補聴器は耳の難聴を補いますが、永年にわたって音刺激が少ない状態で過ごしてきた(2)脳の聴き取りが即座に改善されることは少ないのです。「補聴器をつけて効果がでない・・・」と多くの方が言われるのがそれです。聴き取り機能が落ちた脳に徐々に音を戻して時間をかけて脳のリハビリをするのが『聴こえ』の改善であり、補聴器が担うのは(1)の「耳で音を収集する」のを助けるという部分に限定されます。補聴器の調整と装用後のケア(リハビリ)がセットになって初めて補聴器装用が成り立ちます。

また、補聴器は高いほどいいものというわけではありません。当院では、患者様お一人お一人に合った補聴器をご提案し、補聴器装用後も、経験と知識が豊かな専門スタッフによる調整と長期的なケアを行っています。

難聴・補聴器 Q&A

Q:聴力が落ちてきているのを感じるのですが、補聴器の装用はいつから必要ですか?

A:日常生活に支障が出てきているようでしたら補聴器装用をお考えいただくべきだと思います。最近は難聴と認知症に相関があるのではないかというデータも報告されており、難聴を放置しておくことは将来の生活の質の面で良くない可能性があります。聴力が落ちてきているとお感じになれば、耳鼻咽喉科でまずは耳の病気がないかを検査すべきです。その上で治療によって改善が難しい場合は、補聴器の必要性をご相談されるのがよいと思います。

Q:補聴器を使えば、以前のように聞こえるのですか?

A:補聴器は聞こえを取り戻すための機器ではなく、聞こえを補う機械です。最初は雑音が多いなど正常な頃との聞こえとは違いは出てきますが、慣れてくると違和感なく日常生活を送ることができます。もちろん難聴の程度に合わせて補聴器の適切な設定が必要です。装用後に設定を変える必要があることも多いですから、使用をあきらめずにまめな調整をし、雑音に慣れていく努力が必要です。

Q:補聴器を着けると聴力が悪化しませんか?

A: 最近の殆どの補聴器にはコンプレッション方式の出力制限が付いており、そもそも耳を害するような恐れがあれば、医療機関、補聴器業者が事前に精査して適切な出力制限を設定します。むしろ大きめの音は耳に届けないようにできるのです。また逆に、補聴器を日常的に装用することで聴覚経路に十分な音刺激を送り込むことができ、脳の音声認知機能を向上させ、認知症予防にもつながると報告されています。

Q:眼鏡屋さんで買う補聴器と違いがあるのですか?

A:補聴器は特に病院の処方箋がいるわけではなく、販売に資格がいるわけではないので扱っている補聴器は基本的には変わりません。ただ、販売店によってはきちんとした知識がない方が対応しているケースも多いようで、きちんとした調整がされていないこともよくあります。販売店によって補聴器に対する知識の差が大きいことは社会的問題になっているところです。最低限補聴器認定技能者(公益財団法人 テクノエイド協会認定)のいる販売店で購入すべきでしょう。

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