花粉症専門サイト

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花粉症とは?

花粉症とは、スギ、ヒノキなどの植物の花粉によって引き起こされる、アレルギー症状のことです。季節性アレルギー性鼻炎とも言います。ハウスダストや、ダニなどの、年間を通して原因物質が存在する通年性アレルギー性鼻炎とは異なるもので、年々患者数が多くなってきています。ある統計では、花粉症総人口は2000万人以上ともいわれているほどです。
原因となる花粉として、最も多いのがスギ花粉で患者数は1500万人以上おられます。その他、初夏から秋にかけて飛散する花粉に悩まされている患者さんも多くおられます。
また、最近では、小さな子どもでも症状が出ることが多くなってきており、花粉症の低年齢化が叫ばれています。早期からの予防が大切な病気であるといえます。

花粉症・鼻炎の症状

くしゃみ

目のかゆみ

鼻水・鼻づまり

スギ花粉や、ハウスダストなどのような、「アレルゲン」と呼ばれるアレルギーを引き起こす原因となる物質が鼻に入ると、症状が起こります。
花粉症の症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりと目のかゆみがあります。これらの症状は花粉症の4大症状とも呼ばれます。
その他、さまざまな症状が出ることもあります。例えば、たんの出ない乾いた咳が出るなどの体の一部の異常から、肌荒れ、熱っぽく倦怠感が出るなどの全身症状が現れる場合もあります。
鼻炎には花粉症の「季節性アレルギー性鼻炎」ともう1 種類、「通年性アレルギー性鼻炎」というものがあります。こちらの主な原因は、家など屋内によく潜んでいるハウスダスト(特に「ダニ」の場合が多いです)や、機密性の高い居住環境、ストレス、大気汚染、食生活の変化が挙げられます。皆さんの周りにも少しホコリっぽい屋内に入っただけでくしゃみが止まらなくなる人がいれば、その方は通年性のアレルギー性鼻炎の可能性があります。

時期による原因の違い

花粉症の原因となるのは主にスギ花粉です。
スギ花粉は春先の時期によく飛散するので花粉症は春に起こる症状に思われますが、スギ以外にもさまざまな植物の花粉が花粉症の原因になります。時期によって、以下のような花粉が飛びます。

2月末~5月末

花粉症の代名詞であるスギ
花粉の飛散がこの時期ピー
クを迎えます。その他にも、
ヒノキや、ハンノキの花粉
もよく飛びます。

5月末頃~

クヌギ、ケヤキ、カシ、
タデなどの花粉が飛び始
めます。あとは秋ごろま
でにかけて、比較的長い
スパンでスズメノテッポ
ウやカモガヤのようなイ
ネ科の花粉も飛びます。

8月中旬頃~

夏は花粉の飛散は一旦落ち着く
ものの、お盆頃からブタクサや
ヨモギ、カナムグラ、イラクサ
など、再び飛散の量が増えてい
きます。そのため、秋に花粉症
に悩まされる人も少なくありま
せん。春が終わったからといっ
て、花粉症対策を完全にやめて
しまうと、また別の花粉で症状
がでることももよくあります。

一年を通して

何らかの花粉が飛散しています。
1年を通してアレルギーを起こす
原因として最も多いのはハウスダスト
ですが、花粉でも1年中症状が
でる方もあります。

花粉症対策について

花粉症対策として、まずは可能な限りアレルギー
の原因 となる物質を体内に入れないようにするこ
とが重要です。
そのための対策が以下のものになります。

マスク・
めがねの
装着

マスク・
めがねの装着

花粉の影響を直接的に防止する最もポ
ピュラーな方 法です。花粉はウイルスよ
り直径が大きいので、風 邪予防用のマス
クで十分花粉対策になります。顔の 周り
を保護することが大事です。メガネはか
けるだ けで、目に降りかかってくる花粉
を直接シャットア ウトできるので、目の
かゆみ、充血対策になります。

衣服に
ついた花粉
をはらう

外出したら屋内に入る前に
衣服についた花粉をはらう

外に出るだけで、意外と花粉は衣服に付着し
ているものです。それを空気がこもりがちな
家の中などの屋内に入れてしまうと、余計症
状が出やすくなってしまいます。衣服の材質
としてもナイロンのような、スベスベした素
材のものを中心に着ると、衣服に付く花粉の
量を抑えることができます。
髪型も意外と重要です。特に女性の場合はそ
のままの髪型よりは、結ったりするなどして、
できるだけ空気に触れる髪全体の表面積を小
さくすることが有効です。

帰ったら
うがい
手洗い

帰ったらすぐに
手洗い・うがい

外出したらすぐに手洗いうがい
をしましょう。また、目を洗う
(水をかけパチパチする)ことや、
鼻うがい(食塩水を鼻から吸って
鼻から出す)は効果的です。

布団の
外干しを
控える

布団を
外で干すのを控える

ベランダなど外に布団を干すと、必ず花粉が付きま
す。できるだけ布団乾燥機などを使用するようにし
てください。「どうしても干したい!」という場合
には、比較的花粉の飛散が少ない午前中に干しま
しょう。取り込む際は布団をはたいて、さらに布団
の表面を掃除機で吸い上げると花粉症対策に効果的
です。

薬で予防

抗アレルギー薬で予防
花粉が本格的に飛び始める2週間ほど前から、
抗アレルギー薬を服用することで、比較的
軽めの薬で症状を未然に予防することができます。
ただ、 内服も万能ではありませんので、
その他の対策も怠らないようにしましょう。

花粉症治療について

薬による治療

アレルギー性鼻炎は、花粉などのアレルギー原因物質(=アレルゲン)によって体内に生成されたヒスタミンという物質によりアレルギー症状が起きます。
このヒスタミンが起こす症状を抑えることが、アレルギー性鼻炎の治療として有効になります。
花粉症治療で処方する薬は主に3 種類に分けられます。

抗アレルギー薬

抗アレルギー薬

アレルギーの初期反応として、細胞からアレルギー物質が出ることをを防ぐ効果があります。副作用として眠気や口の渇きなどがありますが、近年はそれらの副作用が大分軽減された第2世代抗ヒスタミン薬の使用が一般的です。 これに合わせて違う効果を期待できる抗ロイコトリエン薬などを併用することもあります。

ステロイド内服

ステロイド内服

症状が強い場合などに、ステロイドの含まれた内服を服用することもあります。
効果は高いですが、多量に使用したり、長期に使用することは副作用の面で推奨されません。頓服にするなど適切な使用が望まれます。

点鼻

点鼻

ステロイド点鼻薬が一般的。内服とは違い量がかなり微量で、ほぼ局所にのみ効果が見込まれますので、内服より安全で、長期投与も可能。また、血管収縮薬点鼻も使用されることがあります。こちらは劇的に効きますが、使いすぎると、かえって鼻炎を起こすことがあります。

それぞれの効き目と眠気などの副作用のバランスが変わってきます。
当クリニックでは患者さんのニーズを伺った上で処方する薬を選択しております。

アレルギー検査について

花粉症を予防、また症状を最小限に抑えるには、原因と
なるアレルゲンのことをきちんと把握して、そのような
植物から距離を置くことが重要です。単に花粉症といっ
ても上に挙げたように、様々な原因物質(花粉)があり
ます。
アレルギー検査の方法としてもっとも一般的なのは採血
による血液検査です。採血にも様々な種類がありますが、
当クリニックでは、通常の採血RAST 検査と、イムノ
キャップラピッドという、20分で検査結果がでる血液
検査も採用しています。

「20分でできる血液検査」
イムノキャップラピッドとは?

従来の血液検査では、採血をしてから結果が出るまでに3~
5日程度かかっていました。そのため患者様には、採血をし
た別の日にもう一度来院していただく必要がありました。
イムノキャップラピッドは、血液を採ってから20分程度で
検査結果がでるため、検査当日に結果をお伝えすることがで
きます。
また、採血方法も指先から針で血を1~2滴採取するだけ。
通常の採血よりも痛みがすくなく、注射が苦手な方、お子様
でも安心して検査をしていただくことが可能になりました

採血RAST検査とは?

RAST検査では、(1)どのくらいの強さでアレルギー反応が
起こっているか?(2)アレルギーは何が原因で起こっている
か?の2つを特定するための検査です。
アレルギーをおこす原因となる物質はIgE というものです。
それぞれの抗原に特異的なIgE の量 を測定する検査を
RAST(radioallergosorbent test) と言います。RASTは
調べられる原因物質の種類が多いことが特徴です。

花粉症のQ&A

Q:同じ環境にいても花粉症になる人とならな い人がいるのはどうしてですか?

A:花粉症に対する抵抗力が、人によって異なるからです。 花粉に対する抵抗力はよくコップに例えられます人それぞれ、大小さまざまなコップを持っていて、 そこに花粉が蓄積していきます。それがいつ、どのタイミングでいっぱいになってあふれるか、 個人によってただその時期が異なるだけです。 ただ、だからといって予防を怠ってしまうと、軽くできていたはずの症状をひどいものにして しまう可能性があります。 上記にもある花粉症予防策をしっかりこころがけましょう.

Q:もらった薬がよく効かないのですが・・・

A:現在アレルギーの内服にはたくさんの種類があります。また今後も新しい内服が開発されていきます。それらをうまく使用し組み合わせることで効果を上げることができます。自分に合った内服を探していくことが重要です。また内服以外の方法も検討することもよいでしょう。

Q:花粉が特に飛散する日の条件はありますか?

A:最も大きな要因が、「気温の上昇と湿度の低下が同時に起こる日」 です。前日が雨だった日はなおさら多くなります。雨が降ると、花が閉じて、 花粉飛散量は減少する傾向が見られます。 その分、翌日晴れたときに飛散する花粉の量はより多くなります。 また、前日の雨によって上空の花粉が地面に落ちており、 翌日の晴れの日に舞い上がることでさらに花粉量が多くなるといわれています。

にしかわ耳鼻咽喉科に
ついて

診療時間

院長紹介

はじめまして。
勤務医を続ける中で、初期治療の大切さ、疾病予防の必要性を痛感しました。
病気が悪化する前の早期発見、早期治療ができないかとの思いが強くなりました。
生まれ育った東大阪に、今まで経験させていただいた私の新しい耳鼻咽喉科知識を提供したいと思っております。
病気で苦しんでいるときは本当に不安です。そういった不安を感じておられる皆様に、 安心して帰っていただけることが私の一番の喜びです。
そして、これからも新しい医療知識を吸収し、皆様に還元させていただきたいと思っています。
来られる皆様にそれぞれの方にあった「適切」で「安心」な医療を提供できるよう、精一杯努力していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

医学博士
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
にしかわ耳鼻咽喉科 院長 西川 匡

住所

〒577-0034
大阪府東大阪市御厨南2-1-1
八戸ノ里HIRO ビル2F

アクセス方法

「近鉄八戸ノ里駅」より北へ
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