オンライン診療のご案内(全国対応)
にしかわ耳鼻咽喉科は大阪府東大阪市にある耳鼻咽喉科クリニックで、睡眠時無呼吸症候群の治療に対して積極的に取り組んでおり、多くの患者様に治療を受けていただいております。医師・スタッフ共に検査や治療について経験を積み重ね様々なご質問への対応・ご支援が可能です。
当院では、忙しくて通院が難しい方にオンライン診療で睡眠時無呼吸症候群の検査・治療をご案内しております。スマートフォンやパソコン、タブレット等の端末をご準備いただけますと簡単に受診していただけます。通院負担が気になる患者様は是非ご利用ください。
ご準備いただく物
- スマートフォン、PC、タブレット、等
- CLINICSアプリのダウンロード
- 健康保険証
- クレジットカード
- お薬手帳(お持ちの方)
睡眠時無呼吸症候群のオンライン診療の概要
オンライン診療の6つのメリット
- 初診時からオンラインで対応できます
- 毎月の診療もオンラインで対応できます
- 受付・会計などの診察以外の時間もありません
- 感染症のリスクもありません
- 検査・治療もすべて自宅で完結できます
- オンラインでも健康保険の適応となります
オンライン診療の対象となる方
- 原則18歳以上でスマートフォン等の端末をお持ちの方
- 睡眠中の呼吸・いびきが気になる方
- 昼間の眠気がひどい方
- 睡眠時無呼吸症候群の相談を検討している方
- 感染が気になり通院を避けたい方
オンライン診療の流れ
STEP1.オンライン診療予約
初めてオンライン診療をご利用いただくには、オンライン診療アプリ『CLINICS』をダウンロードしていただく必要がございます。
アプリダウンロードからご予約までの流れについてはこちらをご確認ください。
STEP2.ご予約当日
医師による診察を行います。
診察の結果、睡眠時無呼吸症候群の検査が必要と判断されましたら検査キットを郵送いたします。
STEP3.自宅で検査
検査キットは約2~3日でご自宅に届きます。
検査方法については、同封する説明書をご確認ください。
STEP4.オンラインで再診予約
オンライン初診の後、約2週間後で再診予約をお取りいただきます。
検査結果を医師が確認いたします。
- 睡眠時の無呼吸回数が1時間あたり40回以上ある場合は、CPAP治療の適応となります。
- 睡眠時の無呼吸回数が1時間あたり40回未満の場合は、精密検査(PSG検査)が必要となります。精密検査もご自宅で検査可能です。
精密検査の結果、CPAP治療を含む治療方針が決定します。CPAP療法は当院で引き続き担当させていただきます。
STEP5.治療の開始
CPAP治療が適応となった場合、ご自宅にCPAPが届くように依頼します。CPAPの使用方法の説明は提携先企業にて行います。
ご説明を受けていただきましたら、その日の夜からCPAP治療を開始することができます。
STEP6.治療の経過観察
CPAPをご利用いただくと、睡眠時の呼吸の状態などのデータが医師に自動で転送されます。そのデータをもとに経過観察していきます。治療中は原則毎月オンライン診療で医師の診察を受けていただきます。経過観察の診察時間は5分程度となります。
オンライン診療時の費用について
睡眠時無呼吸症候群の検査・治療は通院でもオンライン診療でも健康保険の適応となります。オンライン診療は別途通信料500円(自費)が必要となります。
睡眠時無呼吸症候群の検査について
簡易検査
オンライン診療の初診で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあった場合、睡眠中の状況を把握するために自宅での簡易検査を行います。手指にパルスオキシメトリーを装着して無呼吸による低酸素状態を診断する検査と、鼻に呼吸センサーを装着して気流やいびきを計測する検査があります。本体装置は手首式血圧計を少し大きくした程度の大きさで、就寝中はマジックテープで手首に巻いたりして保持します。
精密検査(PSG検査)
簡易検査だけでは治療方針が決定できない場合は、精密検査が必要となります。簡易検査では結果をAHI(無呼吸低呼吸指数)で示します。これは睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を合計した数値です。その結果次第で、脳波や睡眠の質(深さ)などを検査する必要がある際に行われるのが精密検査PSG(ポリソムノグラフィー)検査です。
以前は、入院する必要がありましたが、現在は自宅で実施することができます。精密検査装置は、簡易検査のセンサーと合わせて、複数のセンサーを装着し、脳波、胸部、腹部の換気運動なども測定します。ご自身で装着していただくこととなりますので、取扱説明書をよく読んで検査にあたってください。
検査費用は健康保険適応となりますが、3割負担の方で約12,000円となり、別途診察費用もかかります。※入院の精密検査は約30,000円程度かかりますので、経済的にはご自宅で受けていただく方がご負担は少なくなります。
睡眠時無呼吸症候群の治療方法
CPAP療法
睡眠時に鼻に装着したマスクとエアチューブで上気道に空気を送り続けることで、気道を開いたままにしておく装置を使う治療法です。いびきの治療や睡眠時無呼吸症候群の閉塞性タイプの治療では欧米や日本でもっとも普及した治療法です。装置は医療機関からレンタルして使用するのが一般的です。
マウスピース
かみ合わせることで下あごを前方に固定するマウスピースを着用し、狭くなった上気道を広げます。これによっていびきや無呼吸を抑制します。患者さんに合わせてオーダーメイドします。就寝時に装着して寝ます。中等症までの閉塞性無呼吸タイプに効果的だといわれていますが、重症の方には効果があまり見られないともいわれています。
外科的手術
アデノイド(咽頭扁桃)肥大や口蓋扁桃肥大によって上気道の狭窄・閉塞が起こっているケースでは、これらを摘出することで睡眠時無呼吸症候群が改善することが期待できます。
軟口蓋(口腔を鼻腔と隔てる壁。)の一部を切除するUPPP手術もありますが、治療効果が不確かな上、数年後には治療部位の傷跡によって症状が再発することがあるといわれています。海外では、上気道を拡げる目的で上あごや下あごを拡げる手術もあります。